Coleman Japan(アウトドア用品メーカー)
「アウトドアで教育しよう!」と難しく考えずに、まずはいちばん身近にいる大人=親が、子どもをフィールドに連れ出してあげる。そして、一緒に遊ぶことからはじめてください。焚き火でも、釣りでも、クッキングでも、キャンプには、大人と子どもとの共同体験の機会がたくさんあります。そうした体験を通じて、子どもたちは自主的に物事を判断できるようになり、いろんなことに自信をもって取り組んでいけるようになるのです。
引用元:『自然が子供を成長させる』(http://www.coleman.co.jp/message/child-nature/)
日枝 久氏(株式会社フジテレビジョン 代表取締役会長)
会社入ってボーイスカウトの経験が生きました。スカウティングの班組織は会社組織の縮図です。その班の中でチームワークやリーダーシップの体験を通じて自然に学んだわけです。班長はいろんな性格のスカウトたちがいる班員のマネジメントをやらなければいけない。隊長は班ごとを競争させながら、隊として全体のレベルアップを図る。これもマネジメントです。子どもながら知らず知らずのうちに組織論を勉強していたことになります。それも体験を通じて生で勉強できたのだと思います。
引用元:『SCOUNTING 2012年3月号』(ボーイスカウト日本連盟)
野口 聡一氏(JAXA宇宙飛行士)
私が宇宙飛行士に選ばれた大きな理由のひとつはボーイスカウトをしっかりやっていたということでした。アメリカの宇宙飛行士にもボーイスカウト出身者が多く、スカウト活動を通じたチームプレーの精神、そなえよつねにの精神は、宇宙飛行のような場面でも直接役立つものです。
引用元:『ボーイスカウト日本連盟 著名人からのメッセージ』(http://www.scout.or.jp/whats_scouting/message/k_noguchi.html)
久米 邦貞氏(ベルリン日独センター総裁 元駐ドイツ大使)
外交というのは、自分で何から何まで決めて進めるものではありません。刻々と変化する国際環境に的確に対応すること、外から飛んでくる弾をどう処理するかという場面が多いのです。とうていマニュアルどおりにはいきません。臨機応変さが必要なのです。その点、スカウトの野外生活と共通したところがある。とにかく何が起きるか分からないが、それに対応しなければいけない、という点です。とくに在外公館勤務では、そういう場面が多くあります。大使館には、ありとあらゆる種類の問題が持ち込まれてきます。
引用元:『SCOUNTING 2012年7月号』(ボーイスカウト日本連盟)
公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟のホームページ
http://www.scout.or.jp/
尾木直樹 氏(教育評論家)
子どもの成長・発達において、将来、人間的にも学力的にも伸びていくための基礎・基本、土台となるのが「原体験」が内包する教育力に他なりません。火や石、土、水、木、草、動物との体験、暗闇や飢え、渇きなどの「ゼロ体験」を通じて、子どもたちは探究心や人としての感性を高め豊かな人格を形成していくのです。「原体験」が、今流行の早期教育よりも子どもの「地頭」を向上させる効果があることは、脳科学者らも指摘するところです。
近年、国際社会が模索する「未来型学力」は、現在の学力観における知識量や技量ではなく、将来何が出来るかに重点が置かれようとしています。2018年からのPISA調査では、グローバル化する社会で多様性を受け入れ、共同しながら新しい価値を生み出す能力(グローバル・コンピテンシー)が問われます。
家族キャンプは、「原体験」だけでなく、「未来型学力」の構成要素となる「問題解決能力」や「段取り力」「社会性・共同性」「主体性」などを育むのに最適です。キャンプを通じてアウトドアの素晴らしさ、楽しさを家族で共有し、グローバル化時代を逞しく生き抜く力を育みたいものです。
引用元:(コールマンジャパン「家族キャンプに関するプレスセミナー」についてのコメント)